コクヨ ハコアケ

コクヨ「ハコアケ」





おなじ「切る」ことを目的とした商品でも、カッターとハサミがありますよね。


カッターが適している(便利な)場合と、ハサミが適している(便利な)場合。


そもそも論で言うなら、目的が一緒なら、機能も双方兼ね備えている方が良い、ということではあります。


でも、ずっとカッターはカッターだし、ハサミはハサミですよね。


ほとんどの家庭には、当たり前のように両方があり、用途に応じて使い分けてますよね。


「これ、一緒ならいいのに」、と疑問を覚えた人がどれだけいるでしょうか。


さて、2つが1つになりましたよ。


コクヨが発売した「ハコアケ」、いいネーミングですね。


いわゆる「2way」ということですが、名称は「箱を開ける」ことに用途を限定していることを印象づけますね。


「カサミ」とか「ハサッター」とか(どっちもダサい)、ツーウェイを思わせる単純な名称にしなかったのが、妙技ですね(笑。


これ基本、見た目はハサミです。


指を入れる持ち手の片方にスライドさせるスイッチがあり、そこでカッターモードに変える仕組み。


カッターモードにしても基本、見た目はハサミのまま。


なぜなら、ハサミの刃の先端部分の重なり合う箇所で、少しの変化があるだけなんです。


安全設計ということでしょうか、少しだけ重なった先端部分の刃の外側に、片方の刃が1ミリだけ飛び出る、それだけ。


ハサミの刃の中腹あたり(外側)にブレードガードといわれるプラスチック部分があり、そこを指で押さえながらカッターとして利用します。


機能を併せ持たせるために、細かな部分の気遣いにはかなり苦労したと思いますが、モノとしては非常にシンプルですよね。


余談ですが、この開発者の方は、「違う業界を覗いてヒントを探る」という作業を常日ごろしている、とインタビューで語っています。


開発者としての使命をしっかり全うするために努力を怠らないわけですね。


これを使っていると、普段使っているいろんなものを見る目が変わってきますよ。